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新米で美味しいご飯の炊き方!水加減と洗い方のポイントを分かりやすく解説

新米で美味しいご飯の炊き方!水加減と洗い方のポイントを分かりやすく解説

新米は古米に比べて水分量が多く、ふっくらとした食感が楽しめます。せっかくなら、その美味しさを最大限に引き出すため、炊き方にもこだわりたいですよね!新米の美味しい炊き方のポイントは、「水加減」と「洗い方」にあります。

この記事では、新米を美味しく炊くための水加減と洗い方のポイントを分かりやすく解説します。

新米とは

新米とは、その年に収穫された米のことを指します。そのお米を収穫した年の12月31日までに精米・包装されたものが、「新米」として販売されます。

新米には以下のような特徴があります。

  • 水分量が多い
  • デンプン質が多い
  • 粘り気がある
  • 甘みがある

新米は古米に比べて水分量が多く、デンプン質も多いため、粘り気と甘みがあるのが特徴です。この特徴は時間の経過とともに徐々に失われていくため、新鮮な新米ならではの魅力といえます。

この限られた時期にしか味わえない新米の美味しさを最大限に生かすには、炊き方のポイントをおさえることが重要です。

新米を美味しく炊くための水加減

ここからは、新米を美味しく炊くための水加減について紹介します。


新米の水分量と水加減の関係

新米は古米に比べて水分量が多いのが特徴です。そのため、新米を美味しく炊くには、古米よりも水加減を控えめにする必要があります。

一般的な目安は以下の通りです。

新米の場合の水加減 古米の場合の水加減
米1合に対して190mlの水 米1合に対して200mlの水

水分量が多い新米には、古米よりも3~5%少ない量の水を入れることで、ふっくらとした食感の良いご飯が炊けます。水加減が多すぎるとご飯がべたついてしまうため、注意が必要です。

新米は収穫後の保存期間によっても水分量が変わるため、実際の水加減は、ご家庭の好みの硬さに合わせて少しずつ水加減を変えて調整することをおすすめします。

季節による水加減の違い

水加減は、季節によっても変わってきます。夏場は暑く、お米を炊く水の温度も上がります。浸水させた際によく水を吸収するため、夏場は30分前後と短く浸水させるのがポイントです。一方、冬場は寒く、水の吸収が緩やかなため、最低でも1時間は浸水させましょう。

ただし、これらはあくまで目安です。米の品種、保存状態、お好みの硬さなどによっても適切な水加減は変わってきます。炊き上がりを見ながら、少しずつ調整していくことが大切です。

炊飯器・土鍋・圧力鍋による違い

新米を美味しく炊く際の水加減は、使用する調理器具によっても異なります。

調理器具 水加減の目安(おおよそ)
土鍋 通常より1割多めの水加減
圧力鍋 通常と同じか若干少なめの水加減

土鍋は蒸気が逃げやすいので、通常より多めの水が必要です。また、ご飯に芯が残らないよう、ゆっくり温度を上げていくことで甘味のある新米が味わえます。一方、圧力鍋は蒸気を完全に逃がさないため、通常より少なめの水でふっくらと炊き上がります。

これらを目安に、自分の好みもふまえながら、ちょうど良い水加減を探してみてください。

新米の洗い方のポイント

ここからは、新米の洗い方のポイントについて紹介します。

お米を洗う理由

現代では、食品の衛生管理や精米技術が高まってきたことで、昔ほどお米を洗う必要性はありません。
ただし、無洗米ではない通常の米には、一定の肌糠が付着していること、またお米を洗う過程でできる「傷」が水分を浸透しやすくしふっくらと炊き上がるなどの理由で、軽く洗った方が美味しくなります。
目安としては、3合前後のお米であれば、2~3回を目安に水を換え、水がほんのりと濁るくらいまで洗えば十分でしょう。

適切な洗い方

お米を過剰に洗いすぎると、表面に付いている粘り成分が流れ出てしまい、食感が悪くなる恐れがあります。

以下のポイントを意識して、洗いすぎには注意しましょう。

  1. 米を計量し、ボウルに入れる
  2. 米に手を入れ、手のひらで米を円を描くように撫でるように洗う
  3. 洗った水が半透明になるまで2~3回水を替えながら洗う

米に優しく手を入れて洗い、水を適度に替えることで、不純物は取り除きつつ、米の成分を大切に洗うことができます。適切な洗い方を守ることで、新米の旨味を逃さずに、美味しいご飯が炊けるのです。

新米を美味しく炊くコツ

ここからは、新米を美味しく炊くコツを紹介します。

米の計量は正確に

お米の量を正確に量ることは、美味しいご飯を炊くための基本中の基本です。お米の量が多すぎれば、水分が足りなくてパサパサしてしまいます。

人数 お米の量
1~2人分(茶碗2杯分程度) 1合(180ml)
2~4人分(茶碗4杯分程度) 2合(360ml)
3~6人分(茶碗6杯分程度) 3合(540ml)
4~8人分(茶碗8杯分程度) 4合(720ml)

上記を参考にお米の量を正確に量ってから、水加減を調整しましょう。お米の量が多すぎたり少なすぎたりすると、水加減を誤ってしまいます。

正確に量る際は、180mlのお米用計量カップを使うのがおすすめです。摺り切りをすることで正確に1合を量ることができます。

このように、お米の量を正確に量ることが、美味しいご飯を炊く第一歩となります。その上で適切な水加減を行えば、もちもちで美味しいご飯が炊けるはずです。

十分に浸水させる

新米を美味しく炊くには、十分に浸水させることが大切です。新米は古米に比べて水分量が多く、短時間の浸水でも十分です。

浸水時間が長ければ長いほど、米がふっくら膨らみ、甘みや粘りが増します。ただし、長すぎると米が溶け出す原因にもなりますので、30分〜1時間が適切でしょう。

季節によって水温が異なり、浸水させるべき時間が変わってくるので、夏場は短め、冬場は長めに設定するのが一般的です。
目安として、夏場は30分ほど、冬場は1時間ほど浸水させれば、ふっくら柔らかなご飯に炊き上がるでしょう。

良質な水を使用する

水の種類によって、ご飯の味や香りに違いが出ます。普段は水道水で炊くことが多いお米ですが、旬の新米を手に入れた際は、ぜひ水にもこだわってみてください。

新米を炊く際は、軟水のミネラルウォーターを使用するのがおすすめです。少しもったいないと感じるかもしれませんが、良質な水を使うことで新米の風味がより強く感じられ、米が割れた食感もふっくらもちもちに仕上がりますよ。反対に、硬水は米に水が浸透しずらく炊き上がりが硬くなるため、あまりおすすめしません。

まとめ

新米を美味しく炊くためには、いくつかのポイントをおさえることが重要です。

新米は水分量が多いため、通常の米に比べて水加減を少なめにするのがポイントです。また、季節によってお米の吸水率は変わるので、その日の気温や水温に合わせて微調整しましょう。

洗い方にもコツがあり、あまりガシガシと強く洗ってしまうと、米が割れて食感が悪くなることがあります。余裕があるときは、軟水のミネラルウォーターなどの良質な水も使用し、ご家庭で極上の新米ご飯を味わってみてください。

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