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今さら聞けないお米の炊き方!水加減・浸水時間・研ぎ方・炊き上がり量を徹底解説

今さら聞けないお米の炊き方!水加減・浸水時間・研ぎ方・炊き上がり量を徹底解説

私たちの食事に欠かせない、主食として親しまれているお米。しかし、お米を美味しく炊くのは意外と難しいものです。炊飯器さえあれば簡単に炊けるように思われがちですが、実はお米の種類や研ぎ方、水の加減など、いくつもの要素が影響します。

お米を美味しく炊くためには、正しい炊飯の手順を知っておくことが大切です。この記事では、お米を美味しく炊くための基本的な知識を解説していきます。ぜひ最後までチェックして、美味しいご飯作りに役立ててください。

お米を炊くのに適した水の量

まずは、お米を炊くのに適した水の量や量り方について紹介します。


白米の種類(普通精米、無洗米、新米)による違い

白米には、普通の精米、無洗米、新米の3種類があります。これらの種類によって、適切な水加減が異なってきます。

白米の種類 水加減の目安
普通精米 お米1合(150g)に対し、200ml前後の水を入れる
無洗米 お米1合に対し、230ml前後の水を入れる
新米 お米1合に対し、190ml前後の水を入れる

普通精米(洗うお米)の場合、1合(150g)に対して200mlの水を使用するのが基本です。一方、無洗米はぬかが取り除かれていることから米の粒が小さく、1合に含まれる米粒の数が多くなっているため、普通精米よりも水を多めにする必要があります。1合(150g)に対して230mlの水を使用するのが目安です

また、新米は水分を多く含んでいるため、普通精米よりも水を少なめにするのが一般的です。目安としては1合(150g)に対して水190mlとなりますが、計量しにくい場合は普通精米の水の分量から大さじ1程度水を減らす方法もあります。

このように、白米の種類によって水加減が変わるため、炊飯前に適切な水加減を把握しておくことが大切です。

計量カップを使った正しいお米と水の量り方

計量カップにはお米専用の180mlのタイプと調理用の200mlのタイプがありますので、目盛りをよく確認して使用してください。

使い方は簡単です。お米は180mlの計量カップを使用すると、すりきり1杯でちょうど1合分になります。

水はどちらの計量カップでも大丈夫ですが、目盛りをよく見て、お米の量に応じた分量を量ります。

計量カップを使えば水加減を正確に量れるため、初心者でも美味しいご飯が炊けるでしょう。

指や手のひらで計る経験的な量り方

経験を重ねることで、手や目分量でも十分な精度でお米や水の分量を量れるようになります。ただし、無洗米な水加減が異なるため、慣れるまでは計量カップを使うことをおすすめします。

お米に吸水させる意味と適切な時間

ここからは、お米に吸水させる意味と適切な時間について紹介します。

吸水によるお米の旨味の引き出し

適切な時間お米を水に浸すことで、お米のでんぷん質がアルファ―化(糊化)し、旨味が引き出されます。

浸水時間が長すぎると、でんぷん質が溶け出してべたつきの原因となります。一方、浸水時間が短すぎるとお米が十分にアルファ―化できず、旨味が引き出せません。

新米は収穫されて間もないため水分量が多く、普通のお米より浸水時間が短くて済みます。お米の種類ごとに適切な時間だけ浸水させることで、お米がふっくら膨れ上がり、旨味が引き出された美味しいご飯が炊けるのです。

浸水時間の目安

浸水時間の目安は、お米の種類や季節によって異なります。普通精米の浸水時間の目安は、以下を参考にしてください。


  • 夏: 約30分
  • 春秋: 約40分〜50分
  • 冬: 約1時間

米の種類と季節に応じて適切な浸水時間を設定することで、ふっくらと美味しいご飯を炊くことができます。

お米の正しい研ぎ方

ここからは、お米の正しい研ぎ方について紹介します。

手早く洗う

お米の研ぎ方は、手早く洗うのがコツです。あまり時間をかけて洗うと、お米が割れたり、旨み成分が流れ出たりしてしまいます。

  1. お米を計量し、ボウルなどの容器に入れます。
  2. 水を注ぎ入れ、一度ザっと混ぜたら水を捨てます。
  3. 再度水を注ぎ、ボールを握るような手で優しくかき混ぜるように研ぎ、水を捨てます。
  4. 手順3を3~4回繰り返します。

研ぎ洗いが終わったら、季節に応じた時間を目安にお米を浸水します。

洗いすぎはベタつきの原因に

お米の研ぎ方は大切なポイントです。洗いすぎると、でんぷん質が流出しすぎてベタつきの原因になります。

お米が適切に研がれているかどうかは、経験によってだんだんと見極められるようになりますが、慣れないうちは水の色で判断するのがおすすめです。お米を研いだ水がうっすら透き通り、やや白っぽさが残っている程度が適切な研ぎ加減です。

水が完全に透き通るまで研ぐ必要はありませんので、1回研ぐごとに水の様子をチェックしてみましょう。

炊き上がりのご飯の目安量

お米を炊く際は、炊き上がりの量についても把握しておきたいですよね。

お米1合(約150g)を炊くと、炊き上がったご飯の量は約330g〜350gになります。これは生のお米の約2〜2.3倍の量に相当し、一般的なお茶碗1杯分(約150g)で計算すると、1合のご飯は約2杯分になります。つまり、お米1合で炊いたご飯は約2人分の量となります。

しかし、炊き上がりのご飯の量は水加減によって若干異なり、人数分はご飯はお茶碗の大きさや盛り方によっても変わります。お米を無駄にしないためにも、ご家庭の事情や用途に合わせて、適切な分量を炊くことが大切です。

まとめ

お米を美味しく炊くためには、適切な水加減を守ることと、十分な浸水時間を確保することが大切です。お米の種類や季節に合わせて適切に浸水させることで、お米がふっくらと膨らみ、旨味も引き出されます。

また、研ぎすぎに注意しつつ、手早く洗うのもポイントです。研ぎすぎはベタつきの原因になりますので、水の色を確認しながら、適切に研ぐよう心がけましょう。

最後に、お米1合を炊くと、お茶碗約2杯分のご飯ができあがります。この量の目安を知っておくと、お米を無駄にすることなく、適切な分量で炊きやすいですよ。

毎日食べるお米だからこそ、炊き方のコツをおさえて、無駄なく美味しく炊飯しましょう。

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